日本婁底人会 東京にて設立


   湖南省婁底市の同郷団体である“日本婁底人会”が、去る11月29日午後東京にて設立した。これは“日本湖南人会”が5月に設立して以来、初の市レベルの華僑団体である。村山富市元首相は“日本婁底人会”の会名を揮毫した。

   肖新桃婁底市副市長を団長とする婁底訪日団一行6人をはじめ、中国駐日大使館一等書記官兼領事である劉敬師氏、日本参議院議員西田実仁氏、日本衆議院議員江端貴子氏など、日本に住む婁底を故郷とする中国人や、日本の友人達50名余りが設立式に出席した。

   冷水江市の出身で日本僑報出版社編集長、日中交流研究所所長も務める日本湖南人会会長段躍中博士が、同時に“日本婁底人会”会長としても選ばれた。

   副会長には婁底市直轄の各県級市区代表である、双峰県出身の凌蘇群氏、婁星区出身の楊澤宇氏、新化県出身の王国主氏、連源市出身の李建平氏がそれぞれ選出された、事務局長は冷水江市出身の喩傑氏が選ばれた。

   最初に、肖新桃副市長が挨拶を行い、同郷会の設立に対し熱烈な祝賀を表し、長期にわたり、婁底市の発展に関心を持ち支持してきた日本の友人達、日本にいる同胞と、各界の友人達に対して心のこもった感謝の言葉を伝えた。そして日本の友人達と日本にいる同胞達が、青春婁底市へ来て様々な交流や協働をすることを心から期待し、歓迎すると述べた。

   設立式に出席した劉敬師氏は、“日本婁底人会”の発展をサポートし、在日婁底人を充分にアピールしたいと語り、常に故郷と連絡を取り合い、中国との架け橋となり絆を作っていきたいと述べた。

   日本衆議院議員江端貴子氏は設立式の際、訪日団を歓迎し、婁底市の紹介を聞いた後、自らも婁底市へ行ってみたいと、希望を述べた。同時に日本参議院議員西田実仁氏は、流暢な中国語で婁底訪日団に挨拶し、来場者へは彼が中国語を習ったきっかけといきさつを述べた。

   会の設立にあたり、婁底訪日団は、劉敬師領事、江端貴子衆議院議員と西田実仁参議院議員に書画作品を贈った。日本湖南省友の会共同代表である、著名作家の石川好氏と、日本湖南省友の会共同代表、日中協会理事長の白石紳一郎氏からは、日本婁底人会設立にあたり祝辞が届いた。

   また、村山富市元首相が会名を揮毫したことと、日本曾国藩研究会が東京に設立されたことを記念し、80円の記念切手が2種類発行された。婁底市政府大楼と曾国藩の画像が印刷された特別な切手である。これは日本郵政史上で初めて、華人団体設立のために発行された切手であると同時に、婁底市政府建物と曾国藩が日本の切手に登場したのも初めてのことだ。

   婁底市は湖南省中部に位置し、面積は8117平方キロメートル、人口420万人、“世界アンチモンの都”、 “江南媒海”と呼ばれている。清朝の重要大臣である曾国藩、近代中国革命先駆者陳天華、早期中国共産党リーダーの一人蔡和森らは皆、婁底出身の士である。婁底訪日団メンバーで、曾国藩研究所所長胡衛平氏は設立式の際、日本の友人達に曾国藩の事跡を紹介した。

   日本婁底人会設立式は大きな喜びと友好的な雰囲気の中終了した。皆でこれから日本と婁底の交流を促進していくことを表明し、中国と日本両国の国民が世代を超えて友好的に貢献を推し進めていく。

日本婁底人会 東京にて設立
婁底市政府大楼と曾国藩の画像が印刷された特別な切手
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